循環型農業・水産イラスト

アクアポニックスってナニ?

水耕栽培+お魚の養殖、次世代の新しい循環型農業

お魚の排泄物を微生物が分解、
そのお水を植物が栄養として吸収します。
浄化されたお水はまたお魚の水槽へ戻る循環型の栽培システムです。

  • アクアポニックス
  • 次世代の循環型農法

    アクアポニックスとは、水耕栽培と養殖を掛け合わせた、次世代の循環型農業です。魚の排泄物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽へと戻る、生産性と環境配慮の両立ができる生産システムです。

アクアポニクスで期待される効果

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  • アクアポニクスは都市部や都市近郊においても実施可能であるため、新鮮な地元産の食材を提供することができます。これにより、輸送に伴う二酸化炭素排出量を削減し、食品の持続的な可能性を向上させます。

  • 2
  • アクアポニクスは教育機関や研究機関での学習と研究の対象としても適しています。学生や研究者がシステムを見据え、持続可能な農業の研究を行うための貴重な資源となっています。

  • 3
  • アクアポニクスは環境を管理しやすいため、食品安全性の向上が期待されます。農薬や化学肥料の使用が制限されるので、無農薬・有機食品を生産するために適した方法です。

  • 4
  • 共同でシステムを運営し、食材を栽培するプロセスに参加することにより、地域の結束が強化されることが期待されます。

  • 5
  • アクアポニクスは水質管理が重要です。水の浪費を減らし、水汚染を抑制する助けになります。また、持続可能な魚の飼育を促進し、野生の魚の乱獲を防ぐ役割も果たすことができます。

アクアポニックスで育てられるお野菜とお魚

植物
  • ● レタス類
    ● ベビーリーフ
    ● 水菜
    ● 空心菜
  • ● バーブ類
    ● トマト
    など、葉物、果菜類全般
お魚
  • ● ティラピア
    ● チョウザメ
    ● 鯉
    ● 鰻
  • ● どじょう
    ● ニジマス
    など、淡水魚全般

アクアポニックスでは一緒に育てる
「野菜」と「魚」の組み合わせが重要です

アクアポニックスでは育てる野菜と魚、バクテリアの育成環境・適正温度に相性があり、まずはそれを知ることが大切です。
十和田アクアポニックス農場では、さらなる最適解を見つけ出すため継続的にテストを繰り返しています。

アクアポニックスを次の世代に繋げる

若い世代は環境問題に対する意識が高く、持続可能な農業手法に興味を持っています。アクアポニックスは環境に優しい農業システムであり、積極的に就農する可能性があります。また、副業としての魅力も高いかもしれません。

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  • アクアポニックスは科学、技術、エンジニアリング、数学(STEM)分野に興味を持つ若者のために、教育とキャリアの機会を提供します。水耕栽培と水中養殖の知識やスキルは、アカデミーで学ぶことができます。

  • 2
  • 若者にアクアポニクスを学ぶ機会を提供する事で、食料自給率が向上する可能性があります。これは地域経済の強化につながり、若者の生活に直接影響を与えます。

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  • アクアポニックスは地域社会での食糧生産を可能とするので、若者がコミュニティに関わり易くなります。地域プロジェクトに若い世代がいない!などという問題が解消されるかもしれません。

アクアポニックスは若い世代に多くの機会を与え、地域経済の強化、地域コミュニティの関わりなど相乗効果が期待できる、持続可能な農業システムとして注目されています。

アクアポニックスといきがい

アクアポニックスは種まきや収穫、お魚の餌やりや水質管理など、肉体的に負荷に負担のかからない軽作業が中心です。

高齢者の場合

● 新しいスキルを習得するサポートがあれば、十分に働くことができます。

● 高齢者にとって、コミュニティのつながりや参加感が、大きなメリットとして期待できます。

● 健康状態や能力に合わせた作業であれば、高齢者が充実した日々を送ることができます。

障がい者の場合

● 障害の種類や程度に応じて、作業内容や労働環境を調整すれば 、特定の作業ができます。

● コミュニティの一部として参加することで、社会とのつながりや自己肯定感の向上が期待できます。

● 多様性を尊重し適切な配慮やサポートを行うことで、障害者も農業活動に参加し、自己成長を実現することができます。